優良な訪問マッサージ事業所の選び方と目安
世間に多く存在するビジネス目的に偏ったケアマネージャーは、専門職というよりも営業職の色がきわめて強いのが実情です。
まずは世間の情報 (ビジネス目的に偏った介護事業所や老人ホーム、ケアマネからの情報) や広告を鵜呑みにしないことが重要です。
老人ホーム管理者やケアマネージャーの中には、自社や自らに賄賂を支払っている (リベート契約を結んでいる) 訪問マッサージ事業所以外は一切利用しない人間が多く存在しています。
質の低いサービスを提供している訪問マッサージ事業所であっても、不正請求を行っている訪問マッサージ事業所であっても、老人ホームやケアマネージャーに金品を支払うことによって優先的に利用されている現実があります。この現実を念頭に置く必要があります。
正当に事業を行っている訪問マッサージ事業所を選ぶ上で1つの目安となるものは、機能訓練やマッサージ治療を行う時間です。他のページでも述べていますが時間をごまかすことはできません。
また、大手、中堅の訪問マッサージ事業所が出しているホームページや広告は、事実は一旦無視して、あくまで集客の手段として使っていることが分かります。
大手、中堅の訪問マッサージ事業所が行うサービスの実態を知るものからすれば、ホームページに書かれている内容の多くが事実とはまったく異なっていることがわかります。
広告、ホームページでは「国家資格者による20分~30分のリハビリとマッサージ」 → 実際は「誰も見ていなければ、簡易的なマッサージを10分~15分程度行って終了 (リハビリは一切やらず、マッサージをするためのベッドへの移乗さえ行わない。10分~15分の間、患者を車いすに座らせたまま簡易的なマッサージを行うのみで終了する。ベッドに移乗させても非常に簡易的なマッサージを10分~15分行って終了する) 」
広告、ホームページでは「ベテランマッサージ師多数在籍」 → 実際は「訪問マッサージの経験が浅い、新卒、中途採用の若年マッサージ師、高齢マッサージ師が少数」
広告、ホームページでは「全国各地域に多数の事業所を展開」 → 実際は「事業所としてまともに稼働しているところは数カ所」
このようにホームページと実態が大きくかけ離れています。
過度な営利目的の事業所では「ホームページとはそういうもの (広告と実態は異なるもの) 」と割り切っていることがわかります。それほどにホームページと実態がかけ離れています。
患者やご家族が、訪問マッサージ事業所を選択する際は、まずはリハビリやマッサージを行う時間には健康保険制度上の時間制限はなく、健康保険内で1回40分~60分の機能訓練とマッサージ治療を実施している事業所が多く存在していることを念頭に置いていただくことです。
時間に関する事実をご認識いただた後は、実際に訪問マッサージを活用、体験して下さい。
歩行訓練、下肢訓練、マッサージ施術などを希望した結果、どの程度の施術を、どのくらいの時間行うのか、実際に確認して吟味していただくことが可能となります。
その結果、仮に、最初から正当な理由もなく10分~20分程度の施術しか行わなかったり、継続して利用している間に、どんどん時間が短くなり、10分~20分程度の施術しか行わなくなったら事業所を変更するべきでしょう。
※ 時間を充分にとってマッサージ治療や機能訓練を行っている事業所がそれだけで正当な事業所とは限りません。
1回の訪問で40分のマッサージ治療や機能訓練を行い、医療保険では1回20分区切りですと嘘をついて、2回分の医療保険料を請求している事業所も存在します。
実際によくある回数水増しの手口として行われていることから注意が必要です。